水素エネルギーの生産
File No.17
日 付:2004年6月11日日本経済新聞社
用 途:家庭用燃料電池
種 類:固体高分子型燃料電池(PEFC)
燃 料:有機ハイドライド
製 造:国土交通省 北海道大学 株式会社日本製鋼所
開発内容:家畜のふん尿や下水汚泥などバイオマスから水素を製造、燃料電池で発電するシステムの実験施設が完成した。
実用化年:2006年度にも実用化を目指す
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日本製鋼所のバイオガスプラントは、生ゴミやし尿、汚泥、
畜糞などの有機系廃棄物を発酵させ、取り出したメタンガスを
燃料として使うほか、残りの固形物を堆肥化して利用します。
メタンガスは、シクロヘキサンやデカリンなどの液体有機ハイ
ドライドに変換して貯蔵すると、高圧の水素貯蔵タンクは不要
となり、必要に応じて発電が可能となります。燃料電池は、
PEFCと並行して、市川教授の開発した有機ハイドライドを
利用するリバーシブル直接型燃料電池システムを試作して
みてはどうでしょう。二酸化炭素などの、温室効果ガスを排出
することもなく、エネルギーの供給を実現できそうです。