PEFC
File No.18
日 付:2004年6月23日日本経済新聞社
用 途:深海探査機「うらしま」
種 類:閉鎖式固体高分子電解質型燃料電池(PEFC)
燃 料:水素
製 造:海洋研究開発機構 三菱重工業株式会社
開発内容:世界初の燃料電池を動力源とする深海探査機が、
220㌔㍍の連続自動潜航に成功しました。
実用化年:2005年度中に300㌔㍍の潜航を目指しています。
<ニュースを読む>
海中で用いるため、機体の外部から何も取り込まず、外部へ
何も放出しない閉鎖式燃料電池を世界に先駆けて開発して
います。水素は、水素吸蔵合金耐圧容器から、酸素は、高圧
ガスタンクからそれぞれ供給する仕組みです。燃料電池は
チタン合金製耐圧容器に収納しています。生成した水も、
耐圧容器の中に貯める仕組みです。なお、深海探査機の
連続潜航記録は、英国サザンプトン海洋研究所の無人
探査機AUTOSUBが記録した262㌔㍍が世界最長で今回
の220㌔㍍はこれに次ぐ記録です。ドイツ海軍は、燃料電池
搭載の潜水艦U-31を公試運転中です。航続距離は、水上
15,000㌔㍍です。閉鎖式燃料電池は、海洋方面で幅広い
用途が見込まれています。
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