創造的燃料電池
File No.26
日 付:2004年9月8日日本経済新聞社
用 途:携帯用燃料電池
型 式:Direct Borohydoride Fuel Cell (DBFC)
燃 料:水素化ホウ素ナトリウムのアルカリ溶液
製 造:株式会社 水素エネルギー研究所
開発内容:リチウムイオン電池の2倍の駆動時間を持つ
燃料電池を開発した。
実用化年:海外化学メーカーに近く技術供与し商品化する。
<ニュースを読む>
DBFCとは水素を含んだ水素化ホウ素化合物の水溶液を燃料
として、直接発電反応が行われる燃料電池です。科学技術
振興機構(JST)のモデル化事業により試作に成功しました。
水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)溶液は、液体のまま発電
反応するので水素を取り出す装置が不要なうえ、常温でも
メタノールに比べて単位面積当り出力が4倍と高いのが特徴
です。DBFCは、燃料極の触媒に白金ではなく、フッ化水素
吸蔵合金を用いるので、低コストでの生産が可能です。携帯
電子機器用電源の小型軽量化、長寿命化としての用途が
有望です。
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