水素ステーション
File No.39
日 付:2004年12月1日日本経済新聞社
用 途:自動車用燃料電池
種 類:固体高分子形燃料電池(PEFC)
燃 料:デカリン
製 造:新エネルギー研究所(新宿区) 東京理科大学
開発内容:デカリンを使った水素発生技術を研究開発する
<ニュースを読む>
デカリンは、加熱して特殊な触媒を通すと水素とナフタレン
が発生します。さらにナフタレンに水素を供給すれば再び、
デカリンに戻るため、燃料電池自動車の循環型燃料として
期待を集めています。水素ステーションでの水素の貯蔵は、
デカリンを貯蔵媒体とすることで液体となり、扱いが容易に
なります。また、水素を放出した後のナフタレンを回収して
水電解水素を供給すれば再びデカリンとなり、再生可能な
エネルギーによる水素供給システムが可能となります。
新エネルギー研究所は、デカリンから水素を取り出す触媒
の研究を進めています。従来は、白金などでしたが、最近は
低価格の炭素担持ニッケル系複合触媒での実用化が見込
まれています。同研究所は、これまでに5件の特許を大学や
企業と共同で出願した実績もあります。早く、HPを作成してね。
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