DMFC
File No.47
日 付:2005年1月7日日本経済新聞社
用 途:携帯用燃料電池
種 類:直接メタノール形燃料電池(DMFC)
燃 料:メタノール
製 造:日本原子力研究所 日東電工株式会社
開発内容:電解質(高分子膜)の量産技術を開発した
実用化年:2005年後半にもサンプル出荷を始める
<ニュースを読む>
開発したのは、メタノールを燃料に使うマイクロ燃料電池の
電解質膜の製造技術です。フッ素系樹脂に放射線を二度照射
してスルホン化することにより、電気が流れやすくて丈夫な
構造を実現しました。フッ素系樹脂のイオン交換膜は、メタ
ノールが、燃料極から空気極へ水素イオンと一緒に透過して
しまい、燃料電池の発電効率を下げてしまう等の問題点があ
りました。今回、放射線グラフト重合法を利用した製造技術
により、電解質膜は、6倍の耐久性をもつとともに、市販膜と
比較して電気伝導度が2倍と効率よく、高メタノール濃度下
でのメタノール透過速度が10分の1と、劣化の少ない高性能
の電解質膜を開発することに成功しました。
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