PEFC
File No.50
日 付:2005年1月18日日本経済新聞社
用 途:家庭用、自動車用燃料電池
種 類:固体高分子形燃料電池(PEFC)
燃 料:水素
製 造:株式会社 精工技研 株式会社 FJコンポジット
開発内容:燃料電池セパレータの量産技術を開発
実用化年:年内にも製品供給を始める
<ニュースを読む>
燃料電池の単セルは、高分子膜に燃料極と空気極を熱圧縮
により接合して、膜・電極接合体(MEA)を作り、その外側の
両面にセパレーターをはさむ構造です。セパレータは、
水素や酸素を供給する燃料電池の中核部品です。これまで
カーボン板を1枚ずつ切削加工する製法でした。精工技研は、
量産に向けた製造技術を確立できる、金型による成形試作
に成功しました。FJコンポジットは、カーボンと熱硬化性
樹脂の粉末を混合し複合材料を開発しました。共同開発した
セパレータは、強度、電気抵抗、ガス透過性に優れており
成形時間を大幅に短縮したことから、コスト低減が図れます。
セパレータに彫ってある溝は、反応ガスや冷却水の通路に
なっていたのですね。単セルを何枚も重ね合わせたスタック
ならば、ハニカム構造のスタックもできそう。
「3.PEFC」カテゴリの記事
- ENEOS 燃料電池と太陽光発電システムなどを組み合わせる(2009.04.17)
- 荏原 家庭用燃料電池エネファームを出荷開始(2008.10.01)
- 三菱重工業、燃料電池式フォークリフトを開発(2008.09.12)
- トヨタFCHV-adv 新型燃料電池ハイブリッド車(2008.08.30)
The comments to this entry are closed.
Comments