PEFC
File No.65
日 付:2005年5月17日 日本経済新聞社
用 途:自動車用燃料電池
種 類:固体高分子形燃料電池(PEFC)
燃 料:水素
製 造:トヨタ自動車株式会社
開発内容:燃料電池車用高圧水素タンクの自社開発に成功した
実用化年:新型の燃料電池ハイブリッド乗用車に搭載する
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トヨタ自動車は、燃料電池車用の35MPaおよび70MPaの高圧水素タンクを自社で開発し、高圧ガス保安協会の認証を取得しました。さらに35MPaタンクについては、同協会が、高圧水素の安全基準として新たに規定した圧縮水素自動車燃料装置用容器の技術基準にも適合し、使用期間の認可が、これまでの3年間から15年間へと延長されています。
今回、トヨタが開発した高圧水素タンクは、水素漏れ防止の役割を担うライナー(タンクの最も内側の層)に、強度が高く水素透過防止性能に優れたナイロン系樹脂を採用、またタンクの外側をカーボンファイバーで巻いたオールコンポジット製としたことにより、軽量化と高強度を実現したのが特徴です。新構造の35MPaタンクは、従来の米国クオンタム社製35MPa水素タンクと比べ、水素貯蔵量が約10%増加しました。
これにより燃料電池ハイブリッド乗用車「トヨタFCHV」の航続距離を従来の300kmから330kmに延ばすことが可能となりました。燃料電池車の主要部品をすべてを自社開発することにより信頼性・耐久性を高めていくとしています。新型のゼロヨンは、何秒ぐらいだろうね?
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