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2005.12.04

DMFC

 File No.69
 日  付:2005年12月2日 日本経済新聞社
 用  途:携帯用燃料電池
 種  類:ダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)
 燃  料:メタノール
 製  造:日本電気株式会社 
 開発内容:カーボンナノーホーンを従来に比べ100倍
      作製できる装置を開発した
 実用化年:研究開発用として無料提供を開始する
 <ニュースを読む>
 NECは、ナノテクノロジーを使ったカーボンナノチューブ
 の一種であるカーボンナノホーン(角)を高純度に量産する技術
 を開発し、市場調査を目的としたサンプル提供を開始します。
 カーボンナノホーンは、直径2~5ナノメートル長さ40~50ナノ
 メートル(ナノは十億分の1)。燃料電池の電極に利用すると
 白金粒子を均質に担持できるため、発電効率が2割向上する
 特質を持ちます。また、カーボンナノホーンは、DOE基準を
 上回る大量のメタンガスを吸蔵することができます。NECは、
 連続10時間稼動するノートパソコン用燃料電池を試作する
 など実用化に向けた研究に取り組んでいます。このたび開発
 したカーボンナノホーン量産技術を活用して、新しい市場を
 創出する必要があると判断し、サンプル提供を開始しました。

 水素貯蔵用炭素材料として使うには、直径1.5ナノメートル以下
 だそうです。先日、カーボンナノホーンを使った抗癌剤内包に
 成功のニュースがございました。用途について、みなさまの
 アイデアをお待ちしていますというところでしょうか。

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