DMFC
File No.69
日 付:2005年12月2日 日本経済新聞社
用 途:携帯用燃料電池
種 類:ダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)
燃 料:メタノール
製 造:日本電気株式会社
開発内容:カーボンナノーホーンを従来に比べ100倍
作製できる装置を開発した
実用化年:研究開発用として無料提供を開始する
<ニュースを読む>
NECは、ナノテクノロジーを使ったカーボンナノチューブ
の一種であるカーボンナノホーン(角)を高純度に量産する技術
を開発し、市場調査を目的としたサンプル提供を開始します。
カーボンナノホーンは、直径2~5ナノメートル長さ40~50ナノ
メートル(ナノは十億分の1)。燃料電池の電極に利用すると
白金粒子を均質に担持できるため、発電効率が2割向上する
特質を持ちます。また、カーボンナノホーンは、DOE基準を
上回る大量のメタンガスを吸蔵することができます。NECは、
連続10時間稼動するノートパソコン用燃料電池を試作する
など実用化に向けた研究に取り組んでいます。このたび開発
したカーボンナノホーン量産技術を活用して、新しい市場を
創出する必要があると判断し、サンプル提供を開始しました。
水素貯蔵用炭素材料として使うには、直径1.5ナノメートル以下
だそうです。先日、カーボンナノホーンを使った抗癌剤内包に
成功のニュースがございました。用途について、みなさまの
アイデアをお待ちしていますというところでしょうか。
「2.DMFC」カテゴリの記事
- 日立、メタノール使った小型燃料電池を開発(2009.03.02)
- メタノール燃料電池(2006.09.26)
- DMFC(2006.01.12)
- DMFC(2005.12.28)
- DMFC(2005.12.04)
The comments to this entry are closed.
Comments