自動車用燃料電池 水を取り除く電極材料
File No.81
日 付:2006年7月28日 日本経済新聞社
用 途:自動車用燃料電池
型 式:固体高分子形燃料電池(PEFC)
燃 料:水素
製 造:東京大学、トヨタ自動車株式会社
株式会社コンポン研究所
開発内容:燃料電池の性能向上につながる新しい電極材料を開発
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自動車や、家庭用電源として開発が進む固体高分子形燃料電池は、劣化の原因となる水分を、電極の表面からどう取り除くかが性能を高める要因となります。
新しい電極材料は、金属のコバルトを含んだ化合物の薄膜で、ナノメートルサイズの小さな穴がたくさん開いたカゴ状の構造物です。薄膜を作るには、ナノテクノロジーの一つである 「自己組織化」とよばれる技術を使っています。
基礎実験では、新材料の無数の小さな穴から、水分が外へ排出されやすくなり、燃料電池として働くことが確認できました。今後どれだけ性能を向上できるかトヨタは、藤田 誠教授の研究室で共同研究を進めていきます。
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