燃料電池ハイブリッド鉄道車両を初公開
File No.86
日 付:2006年10月19日 日本経済新聞社
用 途:鉄道用燃料電池
型 式:固体高分子形燃料電池(PEFC)
燃 料:高圧水素
製 造:東日本旅客鉄道株式会社
開発内容:燃料電池ハイブリッド車両を初公開
関連項目:「NEトレイン(New Energy Train)」
<ニュースを読む>
JR東日本は19日、燃料電池と蓄電池を組み合わせて走るハイブリッド車両の走行試験を初公開した。燃料電池列車は鉄道総合技術研究所も開発しているが、蓄電池とのハイブリッド方式は世界初。ブレーキ時に発生した電力を蓄え加速に利用し、燃料電池の出力不足を補う。
試験車両は1両で、車体の下に6本の水素タンクと2台の燃料電池、屋根上に5台の蓄電池を搭載。最高速度は時速100キロで、この日の試験走行では時速50キロまで加速した。試験車両では、1回の水素の供給で走れるのは50―100キロメートル。長距離走行が可能な燃料電池の開発や発電効率が課題になる。
来年4月から営業線での試験走行を始める。
試験車両の諸元
車 両 一両編成
車両寸法(長さ×幅×高さ) 20000×2800×4052mm
最高速度 100Km/h
燃料電池方式・容量 固体高分子形・65kW×2台
蓄電池方式・容量 リチウムイオン式・19kWh
水素タンク容量・圧力 約270リットル・35MPa
世界初の燃料電池ハイブリッド鉄道車両の開発より [PDF/262KB]
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