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2007.06.30

JHFC関西空港水素ステーションがオープン

 File No.92
 日  付:2007年5月7日 大阪FCV推進会議
 用  途:燃料電池自動車、水素自動車
 種  類:移動式水素ステーション
 燃  料:液化水素
 製  造:関西電力株式会社
       岩谷産業株式会社
 開発内容:「水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)」として関西初の水素ステーションが、関西国際空港にオープンしました
Photo_4

<ニュースを読む>
岩谷産業株式会社 ニュースリリース 

 関西国際空港株式会社は、JHFCプロジェクトを支援し、関西地区での水素インフラモデル構築に向け、用地提供ならびに水素燃料自動車のモニタリング等を行い、実証事業への協力を行います。平成22年までの約4年間の運用を通じて、各種データの収集を行う予定です。
 ■水素エネルギー社会のインフラモデルを提案
 水素需要がわずかしか見込めない水素エネルギー社会の黎明期においては、まず移動式水素ステーションやサテライト水素ステーションと呼ばれる小型の簡易ステーションが普及し、需要に見合った水素供給網が地域ごとに段階的に整備されていくのが、現実的な考え方です。

 関西空港水素ステーションは、水素の需要増とともに進化・対応できる拡張可能なサテライト水素ステーションとなっています。燃料電池自動車1~2台分の充填に対応したディスペンサーと蓄圧器ユニットのみで構成されていますが、水素需要の増大にあわせて、液化水素昇圧ポンプ等の設備を追加することにより、実用化規模の本格的な水素ステーションへと拡張していくことを計画しています。
 その過程を通し、黎明期における水素供給インフラの一つのモデルを提案したいと考えています。

 ■ハイドロエッジを拠点とする水素供給網
 本水素ステーションへは、昨年4月竣工の日本最大の液化水素プラント(株)ハイドロエッジ(堺市)で製造される液化水素を供給します。またその供給は岩谷産業(株)と関西電力(株)が共同で開発した液化水素型移動式水素ステーションでおこないます。

 ■関西空港内での水素利用機器の活用で、実証事業を推進
 水素ステーションの運用実証については、関西国際空港にて燃料電池自動車をはじめ岩谷産業(株)所有のマツダ(株)製水素エンジン自動車や燃料電池アシスト自転車等の小型移動体を運用する他、水素と燃料電池を利用した非常用移動電源車の実証試験も計画しています。

 移動式水素ステーションを詳しく知りたい方は、こちらの添付資料に図があります。
 関西電力株式会社 ニュースリリース 液体水素方式による移動式ステーションを共同開発

Photo_5

 

 


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