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October 2007

2007.10.26

燃料電池車向け有機ハイドライド

 File No.97
 日  付:2007年10月26日 日本経済新聞社
 用  途:燃料電池自動車
 種  類:固体高分子形燃料電池
 燃  料:有機ハイドライド
 製  造:新日本石油株式会社、株式会社日立製作所
 開発内容:有機ハイドライドから水素を抽出する装置を小型化
 関連項目:File No.17水素エネルギーの生産
 <ニュースを読む>
 新日本石油と日立製作所は、有機ハイドライドという液体から水素を取り出す反応器を、燃料電池自動車に搭載できるまで小型化できる技術を開発しました。新日本石油が触媒を、日立製作所が主要部品をそれぞれ開発し、板状の基本ユニットを何枚も並べて反応器を作ります。板の中には薄いすき間が通っており、一方の端から有機ハイドライドを流し加熱すると、もう一方から水素がでてくる仕組みです。燃料電池車が1時間走るのに必要な水素を、25リットルサイズの反応器で供給できます。

 水素の輸送、貯蔵、供給方法として、高圧水素、液体水素、水素吸蔵合金、無機ハイドライド、 有機ハイドライドが開発されています。有機ハイドライドは、液体の状態で貯蔵、運搬しやすく、給油設備など既存のインフラを活用して輸送、供給できます。このため、水素ガスで扱う方式に比べ整備コストが低いのが利点です。ただ、反応器の小型化が難しく燃料電池車に使いにくいという大きな課題がありました。

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2007.10.01

ハイブリッド水素貯蔵タンク

 File No.96
 日  付:2007年8月31日 日本経済新聞社
 用  途:燃料電池自動車
 種  類:固体高分子形燃料電池
 燃  料:水素
 製  造:サムテック株式会社
 開発内容:水素の貯蔵量を1.5倍に高めたハイブリッド型タンクを開発
 実用化年:2010年ころ
 <ニュースを読む>
 燃料電池自動車用の燃料タンク技術が急速に進展している。自動車用鍛造部品メーカーのサムテックは、水素の貯蔵性能を1.5倍に高めた水素貯蔵タンクを開発した。容量40.8リットルのタンクに1.5キログラムの水素を蓄えられる。燃料電池車は通常、水素1キログラムで約100キロメートル走行でき、このタンクなら4本を搭載して600キロメートルの走行が可能になる。貯蔵量アップのカギは、350気圧の高圧タンクの中に、水素を吸収・排出する水素吸蔵合金を組み合わせるハイブリッド型にしたこと。
同社は、新分野開拓のためにタンク製造にのりだし、1996年に米国に加工会社を設立。NASAのロケットや人工衛星にも使われ、技術を磨いてきた。日本自動車研究所、日本重化学工業と一緒に国の「水素安全利用等基盤技術開発」プロジェクトに加わり、ハイブリッド型タンクの安全性試験を来春までに終える予定だ。政府は、2015年ころに燃料電池を搭載した一般乗用車が発売になるよう、産業界を支援している。サムテックも、自動車メーカーの燃料電池車開発が本格化する2010年までに、ハイブリッド型タンクの完成を間に合わせる計画だ。

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