ENEOS 家庭用燃料電池エネファームを量産
File No.107
日 付:2008年8月2日 日本経済新聞社
用 途:家庭用燃料電池
種 類:固体高分子形燃料電池(PEFC)
燃 料:LPガスまたは灯油
製 造:新日本石油株式会社
開発内容:家庭用燃料電池を量産 100億円投資
実用化年:2009年度に年産1万台体制
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新日本石油は、家庭用燃料電池の量産に乗り出す。提携先の三洋電機の工場に生産設備を導入し、一般販売を始める。2009年度に年1万台、2015年度までに年4万台を生産できる体制を整える。総投資額は100億円。燃料電池をガソリンなど石油製品の販売不振を補う収益源に育てる。
家庭用燃料電池は水素と酸素の反応で発電し、排熱を使って給湯もする装置。二酸化炭素(CO2)排出量が少なく、太陽光発電などと並んで家庭用の次世代電源として有望視されている。新日本石油は、三洋の家庭用燃料電池事業を事実上買収し、4月に新日本石油が81%、三洋が19%を出資するENEOSセルテックを群馬県大泉町の三洋の工場内に設立。この工場に量産設備を導入。家庭の電力の約6割をまかなえる出力1キロワット級の燃料電池を量産する。自社ブランドで販売するほか、コスモ石油やジャパンエナジーにもOEM供給する。
新日本石油は、燃料電池と太陽光発電や高効率の石油給湯器などを組み合わせ、電力やガス会社に頼らず家庭のエネルギーを総合的に提供するシステムを開発中。2010年度の発売を目指しており、燃料電池はこのシステムの中核装置と位置づける。
ENEOS 家庭用燃料電池 エネファーム
http://www.eneos.co.jp/lande/product/fuelcell/index.html
電気自動車の充電を考えると、発電ユニット、貯湯ユニット、蓄電ユニットの三つのユニットが必要になりそうです。
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