マイクロ燃料電池 水から水素抽出
File No.80
日 付:2006年7月15日 日本経済新聞社
用 途:携帯用燃料電池
型 式:小型固体高分子形燃料電池(μPEFC)
燃 料:水
製 造:株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
アクアフェアリー株式会社
開発内容:水から水素を取り出す方式の、小型の携帯用燃料電池を開発した。
実用化年:1-2年後の実用化を目指す。
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今回の取り組みでは、アクアフェアリーの独自技術である水から水素を発生させる水素発生剤 ならびに、薄膜成型技術を用いた発電セル、およびドコモの技術であるFOMA共通充電仕様に準拠した充電回路を融合させたPEFC方式の充電器を試作し、FOMA端末への充電動作の確認に成功しました。
本充電器は、水素を発生させる仕組みや発電セルの構造が簡易でありながら、発電の効率が高いため、従来の開発品(DMFC)と比較して、4分の1以下のサイズ、2倍以上の出力(パワー)を実現しております。
これにより、複数回充電可能な充電器を簡単に持ち運びでき、ACアダプタとほぼ同程度の時間での充電が可能となります。
仕様(FOMA用マイクロ燃料電池充電器試作品)
サイズ: 幅24mm×奥行24mm×高さ70mm
重さ : 45グラム
燃料(容量): 水+水素発生剤 10cc(カートリッジ取り替え式)
出 力 :2ワット
電気容量: 10Wh
充電可能回数: 3回以上
充電時間: 1回あたり約120分
ソース:<2006年7月14日>NTTドコモ報道発表資料