NTT 3キロワット級業務用燃料電池を開発
File No.113
日 付:2009年4月21日 日本経済新聞社
用 途:業務用燃料電池
種 類:固体酸化物形燃料電池(SOFC)
燃 料:都市ガス
製 造:日本電信電話株式会社、東邦ガス株式会社、住友精密工業株式会社
内 容:世界最高レベルの発電効率 59%(LHV)を達成
実用化年:2~3年後の実用化を目指す
<ニュースを読む>
NTTと東邦ガス、住友精密工業は20日、発電効率が世界最高レベルとなる業務用の燃料電池を開発したと発表した。都市ガスを燃料に高効率で発電。光熱費を抑えられ、二酸化炭素(CO2)の排出を抑制できる。
コンビニエンスストアやファミリーレストランなどでの利用を見込む。2、3年後の実用化を目指す。開発した燃料電池は都市ガスから得た水素を空気中の酸素と反応させて発電するタイプ。
板状の発電素子を数十枚重ねたものを、熱を逃がさない装置に入れた。
出力は3キロワットで、数百時間にわたり発電効率56%を維持できた。瞬間的には59%を達成した。従来の最高効率は57%だったという。数千時間の耐久性能を確認した。今後、実用レベルの数万時間まで耐久性を高め、
低コスト化する。常に一定の電力を必要とする店舗など業務向けの実用化を目指す。
NTTにおける燃料電池の研究開発の詳細は!
http://www.ntt.co.jp/islab/kankyo/sofc/index.html